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自分に合った日本酒の選び方



世界中の食通は古来から酒に合う料理を追求してきました。日本において、とりわけ日本酒が酒の代名詞と言っても過言ではないでしょう。日本文化において居酒屋などで日本酒を嗜むサラリーマンの姿を見かける機会も多い中、さらに日本酒について詳しくご紹介します。



基礎

酒は厳密的に言うと「アルコール」という意味の総称ですが、外国人の方が思い浮かぶ酒とは「日本酒」として親しまれており、米・水・アルコール(22度未満)の主原料によって醸造されます。日本酒の独特の風味は、発酵によるもので、熟練の酒造り(杜氏)によって管理・醸造されます。精米・洗米を経て、麹菌を繁殖させるため、さらに蒸します。澱粉が麹菌の胞子によって分解されることで日本酒を醸造するための発酵ができます。



日本酒の等級

日本酒の品質は、精米歩合で決まります。米粒は表面のぬか(ふすま)と内側の澱粉の2つの層で構成されています。精米により余分な表面にあるぬかを取り除きます。精米歩合とは米粒に対して、表面のぬかを削った後に残る澱粉の割合を指します。一般的に削れば削るほど雑味がなくなると言われています。品質の良い酒は、だいたい研磨率が50〜70%ですが、研磨率がそれ以下で醸造された日本酒も好まれています。



日本酒の種類

日本酒にはさまざまな種類がありますが、日本酒の特徴は醸造方法とその原料によって特徴付けられます。


純米酒:精米歩合が55〜70%。純米酒は米・水・米麹の最もシンプルな原料のみを使用しているため、米本来の風味や旨みを味わうことができます。強い風味の料理とよく合い、室温で美味しく召し上がることができます。「純米」とは上記の3つの原料以外に添加物がない場合を指します。


本醸造酒:精米歩合は最低でも70%。純米酒の原料である米・水・米麹に加え、醸造アルコールを使用しています。アルコールを加えて香りを引き出すことで軽くて飲みやすい日本酒になります。またお燗で楽しむこともでき、温度をあげることでよりすっきりとした辛口な旨みを味わうことができます。


吟醸酒:精米歩合が最低でも60%。吟醸酒は低温で醸造されています。香りが良く、フルーティーば口当たりです。よく冷酒として振る舞われます。


大吟醸酒:精米歩合が50%以下。吟醸酒と原料や製法は同じであり、吟醸酒づくりを洗練させることで、より一層香りが引き立つ仕上がりになっています。



日本酒をより楽しむには

複雑で精巧み醸造を経た日本酒は幅広い用途で嗜まれています。酸味が低く、旨みもあることので寿司から西洋料理まで様々な料理のお供として親しまれています。さらに冷酒でも熱燗でも楽しむことが出来るのが日本酒の醍醐味です。


日本へ訪問する際は上記でご紹介した日本酒を楽しむことが出来る最高の機会です。是非、事前に気になる日本酒のリストを作成して自分好みの日本酒を探してみるのも良いでしょう。そして地元の食材をふんだんに使用している日本酒の原料にも注目してみてください!









#日本料理#人気グルメ#東京

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